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2005年10月21日 (金)

年商1億の「ひとり出版社」の作り方

192hitori  岩田書院の岩田社長が、本を出しました。
無明舎出版からです。つまり岩田さんは「作家」ということです。
今回は出版社ではなく、作家・岩田博氏に、「ひとり出版社『岩田書院』の舞台裏」(03年)についてインタビューした結果をご報告します。
 この本には岩田書院の実情が詳しく書かれています。歴史・民俗専門出版社、岩田書院。ひとりで運営しているのに、毎月4、5冊のペースで出版する。ふつうは編集者一人が月1冊、どう頑張っても、月3冊が限度ではないか、という話ですからそれを、編集だけでなく、販売や経営などすべてを一人でこなして、月4冊。ありえないのだ、そんなことは。
 泣き所がもしあるとすれば、岩田社長の体力と、本が高い、という事実。6千9百円とか9千5百円とか、する本なのです。
 体力はしょうがない、でも、高いのもしょうがないんだ、というわけで、岩田社長がどうしても高くなってしまう事情を説明したのが、この本(正確には岩田書院の新刊ニュースの裏に書く「エッセイ」を集めたもの)だ、ということでした。
 これは、自分で小さな出版社を起そうとしている人には、絶好の指南書です。単に本の値決めや、ありえない運営の方法が書いてあるというのではありません。
  民俗学でいえば、たぶん数十人の出版人と、1000人の著者と、著者とイコールである読者の作る村。村が市場であり、大学であり、生活であり、夢なのです。世界各地の村ともつながっている。そんな村で出版人として生きていくこと。それが、この本には書かれているように思えます。

 (このブログは、売れない?本(絶版本、自費出版系、在庫本、専門書など)を売るスピークマン書店が書いております。)

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