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2005年10月11日 (火)

誰が言ったか「落日の民俗学」

 10月の8(土)9(日)と、東大駒場で「日本民俗学会」が開かれました。暖かかったものの小雨がぱらつき、学会で本を売る出版社さんにとってはいまひとつだったかもしれません。しかも会場は三つに別れ、くじ引きで決められた場所によっては、有利、不利が働いたようです。
selling そんな中、不利な?場所の岩田書院さんでしたが、シンポジウム会場で開いていた吉川弘文館さんと同等かそれ以上に、お客さんが集まっていたような気がします(写真左、濃紺のTシャツで背を向けて立っているのが岩田氏)。
 岩田さん、お客さんのほとんどと顔見知りみたい。しかも、見たこともないような楽しそうな顔をしている。へ~。やっぱ人間、自分の作ったものが売れるときは非常にうれしいですよね。努力が報われる瞬間。
 岩田氏が「新刊ニュース裏だより」の「落日の民俗学」に、民俗学の「本が売れない」と書いているので、どんなひっそりした学会なんだろうと思って行ったら、なーに、シンポジウム(下の写真)は満員だし、年齢層は幅広い。ワシが民俗学じゃっていうジーサンもいれば、若いネーチャンもたくさんいる。いや、けっこうみんなきれいだよ、明るいし。symposium
 っていうわけで、民俗学自体に、さほどの危機感は認められませんでした。参加している女を見て言ってますが。岩田さんの『しっかりと見極めてこようか…。(民俗学が)本当に「落日」かどうかを。』というつぶやきは、杞憂、という気がします・・。
 でも民俗学って、なに?
これが最大の疑問として残ったのであります。バウでやってた、全国各地の「オモシロ看板」集めも民俗学のような気がするし、柳田国男こそが民俗学っていう感じもする。男女の人口から妖怪の数まで、太古から現代まで、実話から遠野物語まで。それは「すべて」ではないか。得たいが知れない。なんなのか分らない。まるでスピークマン書店みたいだ。

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