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2008年10月30日 (木)

夜店が銀座中央通りにあったころ

Dvc30238  今回のブログは銀座の「夜店」です。
「夜店」といえばお祭や縁日のときに出る夜店が一般的です。たこ焼きや焼そばを売っている屋台ですね。ウィキペディアにもその夜店についてしか書いてありません。

 でも、戦前、もっと派手な夜店があったのです。しかも銀座中央通りに。

 この写真は、銀座の奥村書店さんが持っていらっしゃる写真を、携帯電話のカメラで撮らせていただいたものです。

 店内の蛍光灯の反射で光ってしまっていますが、写真中央奥の右側に「奥村…」という看板が見えます。これが昭和10年のクリスマスの日に、影山光洋さんが撮影した銀座の中央通り、夜店の奥村書店です。銀座5丁目から新橋方向を見て、写真左側が銀座コアビル、中央で人がたくさん歩いているのが歩道、右側が自動車道と歩道の間に夜毎に作られる夜店です。

 売られているものも奥村書店さんの手前はネクタイ屋だったり、あるいはカメラ屋だったり、また店の裏側の自動車道には市電も通っていたりと、私たちの知っている露店・夜店とはかなり違います。仕事帰りの人たちを、主な客としていたようです。

奥村さんによれば、だいたい夕方の5時から夜10時くらいまでを営業時間としていた戦前の銀座の夜店も、戦争で軍需工場に動員されたり、あるいは灯火管制もあったりと、昭和18年ころには店を出せなくなったのだそうです。

戦争が終わると、次第に昼の営業に移っていきましたが、マッカーサーの指令で昭和26年12月31日をもって露店が廃止、ということになったそうです。

空襲でこの写真に写っているものは全部、焼けてしまったでしょう。街灯も店も写真中央の男性二人の笑顔も、すべてはマボロシです。

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