「メモの達人」による超高性能外部記憶装置・メモ
それは、いつでもどこでも超高速でアクセスできて、
何でも書き留めることのできる、あるいは
何でも読み出すことのできる外部記憶装置についてのことだからです。
そしてそこに書き込まれる情報は短いものでないと、私たちは使いこなせません。
どんなに人生が膨大でも、
目の前の人生最先端は、5センチ四方が2秒で切り替わっていく
マンガの一コマみたいなものです。
私たちは、その一瞬の一コマ「刹那」から必要なものを書き抜いたり、
かつて書き留めた大切なことを、その刹那に投入したりすることになります。
なぜなら、書き留めないとほとんどのことは忘れてしまうし、
要約して短いフレーズにまとおめておかないと、行動に移せないからです。
刹那に対応できるのは、メモです。
でも刹那を書き留めるにも、書き留めたメモを刹那に投入するのも、
かなりの準備と技術が必要です。
いつのまにか来て、あっという間に去っていく5センチ四方の刹那の前では、
たいていの準備は泥縄になってしまいますから。
「メモの達人」(矢矧晴一郎著、インデックス・コミュニケーションズ)という本を読みました。
目次は以下のようになっています。
第1章:メモの取り方を使い分けよう
第2章:手帳の書き込みを磨き上げよう
第3章:メモ・手帳に役立つ「圧縮の技術」
第4章:メモは「知恵カプセル」
第5章:新しい視点から見るメモと手帳
第6章:運命をメモと手帳で切り開け
メモに凝る人、というのはあまり聞きませんが、手帳に凝る人はよくみかけます。
でもそれは、結局メモに凝ることと同じで、
もしハードである手帳だけに凝るのだとすれば、「ソフトなければただの箱」を地で行くようなものです。
本書でも「手帳の選択に力を入れるのもよいが、私はむしろ手帳への書き込み方の方が重要だと思う」とあります。
私は「圧縮の技術」を目当てに本書を買いましたが、
書かれてあるメモの意味に、とても感じ入りました。
この本を読んだ人の行動は、私を含めてたぶん変わると思います。
それほど、大きな意味を含む本です。
一読をお勧めいたします。
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